歯磨きの効果を最大限に引き出すためには、磨くタイミングと正しいテクニックを身につけることが不可欠です。まずタイミングについてですが、食後は口内の細菌が糖分を分解して酸を作り出し、歯が溶けやすい状態になります。そのため、毎食後に行うのが理想的ですが、最も重要なのは「就寝前」の歯磨きです。睡眠中は唾液の分泌量が減少し、口内の細菌が急激に繁殖しやすくなるため、寝る前にしっかりと汚れを落としきることが虫歯・歯周病予防の鍵となります。
ブラッシングのテクニックとしては、力を入れすぎないことが重要です。強く磨きすぎると歯の表面(エナメル質)を削ってしまったり、歯ぐきを傷つけて知覚過敏を引き起こす原因になります。鉛筆を持つように歯ブラシを軽く握り(ペングリップ)、毛先を歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当てて、小刻みに動かすように磨きましょう。また、フッ素入りの歯磨き粉を使用し、磨き終わった後のうがいは少量の水で1回だけに留めることで、フッ素成分を口内に残し、歯を強くする効果を高めることができます。